第1083回 メンバースピーチ例会
今回〝メンバースピーチ〟でスピーカーを努めたL.河村祐史。題して「電力の自由化と省エネ住宅…」についての内容を資料と映像を見せながら、2030年までに家電や電気設備を管理し、安全性・経済性の面から家庭で使うエネルギー管理機器(HEMS)について解説した。
近年、地球環境について様々な要因が世界各地から発生し、この世の生物の生存さえ危ぶむ声が聞かれており、その対策も必至である。
電力を買う事については、今年4月1日から、自由化され、各戸で電力会社を選択して使われており、電気料金の値下げ・ポイント付与・プリペイドカードなどなど、顧客に対するサービスが行なわれている。
さて、ここに登場する〔HEMS〕とは、HEMS(AISEG)とHEMS対応住宅分電盤をセットにして、家電をネットワーク化し、遠隔制御、または自動制御を可能にする目的を持った設備のことで、これを利用することによって
①外出先から家電製品を操作。
②電気代が安い時間帯に自動運転させることによる節電効果。
③電気代が高い時間帯を避けて、節約運転を試みることが出来る。
HEMSを活用して賢く電気を使う方法は、スマホと見える化機能で、グラフ表示でプラン選択。タイムシフト運用をサポート。プッシュ通知でサポートする。ピークアラーム機能だから自動で電気の使い過ぎをセーブ出来る。
これらのHEMS設置については、新築・既築を含めて、2030年までに全世帯に設置するとしており、「日本再興戦略」と題して、平成24年6月14日閣議決定された。
また、2020年までに「省エネ基準義務化」をするとし、その目的を①低炭素化推進法により省エネ住宅の普及促進。②標準的な新築住宅で、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を実現させるとして、〔経済産業省・国土交通省・環境省などの連名で平成24年7月より法制化し、建物の断熱性を高め、エアコンの使用量を減らし、高率的な給湯器やHEMSを活用して、消費エネルギー量を減らすことを目的とした法律の施行があることをお忘れなくしていただきたい。
政府は、2030年までに、全ての住宅にHEMSの設置を目指し、補助金などの施策を行っており、その設置費用は20~30万円ぐらいだ。と説明しています。
※各家電への専用配線は別途です。
(文章構成・PR委員長)